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■ 武士の一分/チョンマゲ結った現代劇
独りでお気楽にレイトショーに行って参りました。
キムタク氏主演の【武士の一分】です。

えぇ、当然ですがキムタクのファンで観に行ったんじゃありませんわよ(笑)
初告白ですが、時代劇がスキなのです。
いつものように予備知識を入れずにマッサラな状態で観てきました。
原作:藤沢周平、監督:山田洋次、ってトコに一抹の不安を覚えながら。
いちぶん



まずはカラクチから。
●主人公がカルすぎ。現代風の味付けにしたってあの軽さには辟易。
 あくまでもキムタクキャラを逸脱する演技はできないのね彼は。
●盲目の演技がイマイチ。アイマスクして練習したそうだけど、視線が動いちゃ
 どうしようもない。
●言葉遣いがなってない。
●毒見役にリアリティなし。アイディアは詰まってる感あるんですけどねぇ。
 5.6人の毒見がズラッと並んで各1種類だけ料理を噛み下してハイ
 おしまい、ってそんなの即効性の猛毒しか見つけられないじゃないのよ。
 慢性毒を毎日少しずつ盛られたらどーすんだ?
 大人数でもいいから全ての食材を食わせないとダメっしょ。
 あんなの毒見としてまかり通ってるなら藩主は命がいくつあっても足りま
 せんわよ。
●まるで一幕劇か?と思わんばかりにセットだけで話が進んでいく。
 それが薄っぺらな印象を与えているのかも?迫力がないんですな。
 城下町の風情をもっと出さんかい!


○壇れい、がんばってる方。武士の妻はかくありなん。
○キムタクの殺陣が思いの他迫力。さすがは剣道有段者と唸らせるものあり。
○下級武士の日常が細かに描かれていて好感。
 特に、冒頭の箱膳で食事をする場面、夫婦で会話をしながらもくもくと
 続けられる食事は実に清貧。
 碗を湯ですすぎ、布で拭き上げて箱に戻すしぐさが見ていて清清しい。
○病床の主人公の月代(額のハゲた部分)がちゃんと伸びて行くんだな〜。
 ラスト付近なんか伸び放題になっててまるで浪人のようだわ。いいわ〜。
○脇役が良い。
 笹野高史さんって初めて見たんですが、この人の演ずる下男が実にイイ味
 出しておりますのよ。 全編通して接着剤の役目を果たしています。
 グチたれながらご新造さんの後をつける場面、最高。
○随所にリアリティあり。
 まずビックリしたのが裃(カミシモ)がヨレヨレな藩士の多いこと。
 しかも各々ヨレヨレ具合がまちまちな所に信念を感じましたわ。
 なんせアタシ、幼少のころカミシモは紙でできていると信じておりました。
 だって大岡越前見ても遠山の金さん見ても子連れ狼みてもみ〜んな
 パリッ!ピシッ!と、シワひとつなかったんですもの。
 焼き鏝(アイロン)あててる場面も唸りました。すげー


結論。『チョンマゲ結った現代劇です!』と、言い切っていいでしょう。

お役目がイヤでシブシブお城勤めをしている藩士
         ‖
仕事がイヤでシブシブ電車に乗る平サラリーマン

って図式がピッタリでしたものねー。
キムタク演ずる主人公と、同僚の藩士たちに親交がほっとんどナイのも、イヤで行ってる会社の同僚と仲良くなるのなんてごめんだーって感じでしょ?
笑っちゃいます。

藤沢・山田と知って恐れていたことではありましたが、特に気になったのは言葉遣いですわね。
時代劇に馴染みのない人種に受け入れやすいようにとのキャスティングであり脚本であるのがミエミエで途中で「いつの時代なんだ?」って自問自答でした。
仮にも叔父上に向かって「こんにちは」とは何事か?
「叔父上におかれましてはご機嫌麗しく…」ぐらい言わせんとアカンですわよ。
下級と言えども武士の子ざましょ?
あーぁ。
あと、エエ歳したおっさん代官までもが自身のこと「オレ」って言ってたなー。
はずかしー。

反面、こりゃまいった!と感心させられた小林稔侍の切腹シーン。
下級藩士でしかも急ぎのハラキリとなると、ああも哀れなものかと切なくなりましたねぇ。死に装束もなく、介錯人も据えられずに苦しむ様はあっぱれと言いたい。

しかし途中でネタバレしてしまうベッタベタなラストは如何ともしがたいわね。



判りやすく時代劇風のものを見たい人や純愛ストーリーが好きな人、出演者のファンの方々にはとても良い映画です。

ただ、アタシのように時代劇を観たくて行くのは金のムダ。せめてレンタル屋に並ぶのを待っても全然遅くないですわよ。
カネ返せー(笑)

★個人的評価:C+2
脇役の好演と唯一魅せた殺陣シーンでプラス2個。基本は「カネカエセ」


かくなる上は年末公開の【大奥】に期待致す所存でございます。
| 似非レビュー | 23:59 | comments(2) | trackbacks(14) |

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Comment
涼さんの評価、勉強になります。
って言ってもわたしが時代劇やったり作ったりするわけではないんですが…
ちょうど『武士の一分』気になってましたのです。

時代劇中の言葉遣いとか聞いてて、やっぱり日本語ってステキだわ〜なんて思ったりしてます。(かなりミーハーですが)
あとその時代の女性の生き方とか、控え目だけど実はものすごく忍耐強かったりして、魅かれます。

だから檀れいさんのお芝居がいっそう気になりました♪

あと武士のおえらいさんが『オレ』って言ってたり、小林稔侍の切腹シーンも、ある意味見てみたいとこですねー。

| しまお | 2006/12/05 12:50 PM |
おぉ、しまおさん!ども(^-^)ノノ
しかしお恥ずかしや〜。
アタシの感想は偏ってますからあんま信じない方が(笑)

で、しまおさんの興味の方向性ならば劇場に行っても損はないと思いますよ。
山田洋次監督の芸の細かさをじっくり堪能してきて下されませよ〜。
そう、重箱のスミ突っつくみたいに(^m^*)

ヨレヨレカミシモは要チェックですぞ!

ちなみにアタシ、身分の高い女子同士が権力争いしてるイヤらし〜い部分が大好きです(笑)一見上品な罵詈雑言って言うんでしょうか?口調は丁寧だけどすっげーコワいのね。
ほほほ。
| 涼 | 2006/12/05 8:42 PM |






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